中国日本商会が主催する第12回日系企業連合募集説明会が10日、北京語言大学逸夫体育館で開催された。資生堂、三菱UFJ信託銀行、イオン株式会社を含む日系企業31社が参加した。
募集説明会は同日午前9時から午後4時まで開催された。参加企業の多くは、北京の製造・コンサルティング・公告・小売・旅行・IT・貿易・印刷・飲食等の各業界からであった。募集者の勤務地の多くは北京で、また一部は天津市、河北省が勤務地となる職種もあった。募集職種は営業・翻訳・技術者・総務・会計等と広範だった。企業の募集内容を見ると、多くの職種で「日常会話レベル、もしくはビジネスレベルの日本語能力」を求めているが、専門性の高い一部の職種は日本語能力に関して特別な要求を設けていなかった。また募集範囲も拡大化し、中国国内の新卒者のみならず、業務経験もしくは海外留学経験のある人材も、募集に参加することができた。
同募集説明会の参加者の多くは、北京近辺の大学から来た日本語学科の学生であった。また今年の新卒者は、給与や待遇を重視していたこれまでの傾向とは異なり、希望給与を3000-3500元(約3万9000-4万5500円)と設定した。この傾向について、某日系企業の担当者は、「給与額がすべてを表すわけではない。大学を卒業し社会に出たばかりの新卒者は、実践の中で自分を磨き、能力を高める必要がある。うれしいことに、多くの学生がこの点に気づいている。心からこの仕事を好む優秀な人材と、共に職業上の夢を実現することを願っている」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年3月12日
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