日系自動車メーカー、「6つの困難」で生産減 (3)
日本3大自動車メーカーの予想によると、円が対ドルレートで1円高くなるだけで、トヨタの年間利益は300億円、ニッサンは200億円、ホンダは150億円減少する。トヨタを例とすると、2011年会計年度上半期、円高により食い込まれた利益は1300億円にのぼった。
日本自動車工業会の志賀俊之会長は、「歴史的な円高の影響を受け、今年4-9月、日本8大自動車メーカーの為替損益は3300億円に達した」と指摘した。円高等、国内生産のマイナス要素が直接的にもたらす結果は、生産の海外移転の加速化とコスト面の圧力だ。
トヨタの豊田章男社長もまた、「円高が引き続き進行すれば、日系自動車メーカーが崩壊の危機に直面するのみならず、日本の製造業も立ち直ることのできない打撃を被るだろう」と警鐘を鳴らしていた。(編集YF)
「人民網日本語版」2011年12月1日 |