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趙啓正氏:中日関係は正念場、共通利益が溝を遥かに上回る

 

第5回「中日関係シンポジウム」の歓迎晩餐会が29日夜に東京で開かれ、趙啓正・全国政協外事委員会主任委員、日本の中曽根康弘元首相、玄葉光一郎外相らが出席した。中国新聞社が伝えた。

趙氏は式辞で「中日関係には厚い歴史的積み重ねがあり、両国の交流の歴史は2000年以上の長きに及ぶ。これは世界的にも大変希有なことだ。2007年の発足以来、中日関係シンポジウムは5年続けて開催され、両国民間の意思疎通とシンクタンク交流の重要な場となっている。中日関係は現在正念場にあり、チャンスと試練が併存している。だが共通利益が溝を遥かに上回り、試練よりもチャンスが遥かに多い。来年両国は国交正常化40周年を迎える。両国は強い責任感と使命感をもって、戦略的互恵関係の推進に努力すべきだ」と述べた。

中曽根氏は東日本大震災後の中国政府・国民からの慰問と大きな援助に心からの感謝を表明。「過去5年間で中国経済は急成長し、GDP世界2位に躍り出た。中日関係も日に日に緊密化し、世界の平和と繁栄に影響を与える重要な二国間関係の1つとなっている。中日双方は大局に立ち、長期的視点から両国の善隣友好関係を発展させるべきだ」と述べた。

「中日関係シンポジウム」は2007年に中日国交正常化35周年を記念して発足した。中国人民外交協会と日本・世界平和研究所の主催で年1回、北京と東京で交互に開催されている。

晩餐会には中国の韓志強駐日公使、世界平和研究所の佐藤謙理事長、両国の関係者ら約40人が出席した。(編集NA)

「人民網日本語版」2011年11月30日

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