日本の野田佳彦新首相は2日、組閣作業を終えた。同日午後の皇居での天皇による任命式を経て、野田内閣は正式に発足した。日本メディアは2日、野田首相は党内団結と与野党協力を図るため、重要ポストである財務大臣と外務大臣に若手を起用したと報じた。記者会見で野田首相は、在任中は靖国神社を参拝しない意向も表明した。「銭江晩報」が伝えた。
野田氏は2日午前10時、首相として初めて首相官邸に入り、職員らから歓迎を受けた。午前11時には藤村修新官房長官が閣僚名簿を発表。閣僚は全18人で、財務大臣には49歳の安住淳氏、外務大臣には46歳の玄葉光一郎氏が就任。中国系女性議員の蓮舫氏が行政刷新兼公務員制度改革担当大臣に就任した。野田氏と党代表選を争った鹿野道彦農林水産大臣は留任。一川保夫が防衛大臣、小宮山洋子氏が厚生労働大臣として初入閣した。
野田首相は現在54歳で、第二次大戦後3人目に若い首相だ。野田内閣で最高齢は前田武志国土交通大臣で73歳。最も若いのは細野氏で40歳。平均58.3歳で、民主党政権発足後、最も若い内閣だ。初入閣は10人で、女性閣僚は小宮山洋子厚生労働大臣と蓮舫行政刷新兼公務員制度改革担当大臣の2人。
日本のテレビは新内閣にスターがほとんどいないことについて、実務性の現われであり、穏やかなスタートを切ったと指摘している。野田氏がかつて自身を華はないが実直な「ドジョウ」にたとえたこと、そして新内閣に知名度の高い閣僚が少ないことから、メディアは新内閣を「ドジョウ内閣」と呼んでいる。編集NA)
「人民網日本語版」2011年9月4日
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