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中日ビジネス  
日本で唯一の桜のワインが、まもなく上海で飲める

 

瓶の中で、桜が漂う桜のワイン

 桜が満開の季節で、花見は懐かしいではないか?それは見るものだけだが、桜を飲み物として、飲んだらどういう味だろうか?1カ月ほどを経て、上海の日本料理店や日系ホテルで、桜のワインが飲めるようになる。上海ホテル日航で22日に開かれた山梨県ワインの試食会で明らかになった。山梨県産の甲州辛口ワイン(ホワイト)、梅郷の味、Lorient勝沼甲州など13種のワインが出展された。

 試飲会の会場で、桜のワインは最も人気となった。桜のワインは、山梨県産の甲州葡萄とマスカットベリーAの葡萄を主原料にしたロゼワインだ。そしてサクランボの実を入れ、ほのかなサクランボの香りとフルーティーな甘さの季節を感じるワインである。

 桜のワインの製造元の白百合釀造株式会社代表取締役社長の内田多加夫氏は「桜のワインは日本で唯一の桜の酒だ。瓶を動かすと、桜が漂って、ダイナミックな感じを与える。また、1瓶に2個のサクランボの実しかないが、誰かの杯に入ったら、ラッキーだ。そして、冷やして飲んだ方がお勧めだ。女性に非常に向いている」と述べた。

 そして、どこでこのワインが購入できるかに対して、輸入業者の上海ホウ姿国際貿易有限公司貿易三部の宋洪森部長は「もともと、3月からワインを輸入する計画だが、東日本大震災が起きてから、中国政府の日本食品への輸入政策が厳しくなった。そして、現在、地震前に輸入した数箱だけを持っているため、日本料理店や日系ホテルに向けて販売する予定だ。緩和策が打ち出された後、スーパーなどで販売することを考える」と回答した。

 また、紹介によると、山梨県ワインの生産量は日本全国の三分の一を占める。甲州市勝沼町を主に、数多くのワインメーカーが分布している。甲州葡萄として生産されるワインは世界でも有名だ。その甲州葡萄は中国西域シルクロードの地・和田で栽培されている「和田紅」という品種と同系統で、仏教の伝来と共に、日本に伝えられたと言われている。

 「東方ネット日本語版」 2011年8月24日

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