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中日ビジネス  
トヨタ、質検総局の圧力によるリコールを否定

 

リコールを迫られたからなのか、或いは偶然だったのか、沸き起こる世論の中、中国の消費者をおろそかにしたかについて、トヨタ自動車は否定の姿勢を貫き通している。昨日、トヨタ自動車の広報担当は「3月にレクサス5202台をリコールすることを決定したのは、中国国家品質監督検査検疫総局(質検総局)との協議とは無関係だ」と述べた。

圧力を受けたことを否定

年始以来、トヨタのリコール事件が世界で大騒動を巻き起こす中、中国の市場では関係が無いかのように何の動きも見られなかった

リコールはどんどん規模が大きくなっていくが、中国は相変わらず静まり返っていた。そして、中国の消費者の不満の声を受け、質検総局はトヨタ自動車への調査に動き出した。トヨタはこの監督部門の調査は当然だと考えており、「我々が世界で大規模なリコールを行っているなか、中国には何の対応もしていない。そのため、監督部門が状況を把握するために調査を行うのは当たり前だ」と中国のトヨタ関係者は述べた。

今年1月から始まった2回の調査で、質検総局はトヨタ汽車(中国)投資有限公司の責任者と正式に会談を行い、1月のリコールについて説明するよう求めた。そして、この会談後、トヨタはレクサスに対しリコールを実施することを発表した。中国トヨタの関係者は「レクサスのリコールについて、アメリカ及びヨーロッパへの対応から1日遅れての中国市場での正式なリコール発表だったが、質検総局の責任者との会談とは無関係であり、全くの偶然である」と述べた。

反面教師になることを恐れる

2009年から、全世界での大掛かりなリコール問題に苛まれているトヨタだったが、中国市場は「隅っこに忘れられた」と言われていた。浙江省工商局と中国トヨタの何度にも渡る協議と世論のプレッシャーのなか、トヨタはついに賠償に応じることを決定した。

「1年に1度の『3月15日』がまたやってきた。トヨタは再び反面教師になることを恐れている」とトヨタ自動車の関係者は言う。トヨタの積極的なリコールは益々増えると見られており、今回はある種の態度を示した形となった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年3月1日

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