国務院の新聞弁公室と国家質量監督検験検疫総局(質検総局)は19、20の両日、中日両国のメディア16社の記者を山東省の青島市と安丘市の一部の食品輸出メーカーの見学に招待した。
山東省出入国検査検疫局の姜宗亮副局長は20日午後、「現在一番重要なのは日本の消費者から『ギョーザ中毒事件』の影を拭い取り、中国食品に対する信頼を回復することだ」と強調した。報道陣はこの2日間、対外食品加工輸出メーカー数社を見学、食品加工や品質管理の工程も確認した。中国の対外食品輸出メーカーはすべてこの数社と同じく厳格な管理制度があり、このようなメーカーが生産した食品は信頼できるとした。
「中国メーカーが厳格な検査管理を行うことで輸出量が減少し、日本の輸入商は深刻な在庫不足に悩まされている。この問題はどう解決するか?」という日本の記者の質問に対し、姜副局長は「中国の食品輸出は最近確かに減少したが、これは主に日本からの発注が減少したことが要因だ。日本側はさらに食品に対する検査項目の追加を要求しており、検査の時間がいっそう延び、輸出量も削減することになる。このため、現在最も重要なのは消費者の信頼を回復することだ」と述べた。
姜副局長は「ここ最近発生した日本国内での『食品中毒』事件を見てみると、中日両国の間には問題が起きた後早急に双方の関係機関が話し合い、問題点を確認し、問題の連続発生を減らし、中日貿易を健全に発展させる長期有効的な交流システムの構築が不可欠だ。このシステムが構築されれば消費者や生産メーカーすべてにプラスとなる」と指摘した。(編集KA)
写真は春巻きを製造する安丘外貿食品有限公司の工場内
「人民網日本語版」2008年3月22日 |