劉幸宇
中国大学生日本語作文大会訪日研修団の一行108人は、日本に到着した翌日の2月1日、山を背にして海に臨む神戸学院大学のポートアイランドにある新しいキャンパスを訪問し、学生と交流した。
このキャンパスは国際的な友好交流の楽しい雰囲気に満ち溢れ、校内の各所の電光掲示板には「中国の友人の当校ご来訪を熱烈に歓迎します」という赤色の文字が映し出されていた。この日はちょうど期末試験にあたったが、学生たちは先を争って今回の交流会に申し込んで参加した。
まず、このキャンパスの事務部の西脇隆雅部長が全体の教師と学生を代表して挨拶し、熱烈な歓迎の意を表した。彼は「日中交流は長い歴史を持っており、政治、宗教、経済、文化、芸術などの面で昔から、日本は中国から多くの長所を学び、参考にしてきた。現在、両国政府の間の友好往来と地方の団体、民間企業の間の友好交流には活気があふれている」と語った。さらに、神戸学院大学と上海市の交通大学、天津市の南開大学などとの間で展開された交流の近況を紹介するとともに、研修団の一行が今回の訪問をきっかけに、神戸学院大学との友好交流を深めることを心から期待すると挨拶した。
その後、研修団の一行は景色の美しいキャンパスを見学した後、学生の交流会が始まった。九州から来ている薬学部の学生・橋口文乃さんは日本の学生を代表し、熱意あふれる演説を行い、上海から来ている中国の留学生やオーストラリア、イギリスからの留学生の代表も次々と発言し、留学の体験を紹介した。会議の参加者は神戸学院大学が製作した映画「美しい京都の一日観光」を鑑賞した。この映画は各国からの学生が去年の春に参加したバス旅行を紹介したもの。この旅行では、学生たちが西陣織の和服のファッション・ショーを観賞し、嵐山にある周恩来の詩碑を参観し、保津峡と日本の伝統的な村を遊覧した。
彼らの神戸学院大学での短い交流は、きっと初めての日本訪問時の幸せな思い出になるはずだ。
「北京週報日本語版」 2008年3月4日 |