優雅な旋律~軽快な太鼓のリズム~空中を舞う飛天(天女)~人々があこがれる仏の国。数百人の日本の観光業界関係者を前に、初めて訪日した敦煌市観光誘致代表団は、千年の歴史のある敦煌の調べを披露した。
日本のある旅行会社社長は、「日本での敦煌の魅力は、日本の歴史文化とは全く異なるその独特の砂漠の風情、漢代や唐代の文化遺産、神秘的色彩にあふれた壁画、そして歴史的文化遺産である莫高窟などで、いずれも日本の観光客には大きな魅力だ」と語った。
今回のキャンペーンに参加した敦煌市市長の孫玉竜氏によると、敦煌は悠久の輝かしい、深く広い文化を備え、人類のかつての隆盛を記憶している。敦煌石窟は、中国現存の最大規模の石窟であり、「東洋芸術の真珠」と呼ばれ、また世界の仏教芸術の宝庫でもある。新世紀に備え、同市は観光立脚戦略を確定した。現在、同市は生活環境、交通インフラ、観光客受け入れ体制の3つの面から国際化を実現しつつある。
交通について孫氏は、「近年、敦煌市はウルムチ~敦煌、蘭州~敦煌の観光専用列車を開通させ、中国国内10都市へ飛ぶ航空便13便も就航させた」と語った。同氏はさらに、「現在、敦煌は毎年5万~6万の日本人観光客を受け入れているが、国際線がないために、旅客は乗り換えを強いられている。そのため現在は臨時国際便を申請中で、できるだけ早く日本との往復直行便を就航させたい」と語っている。
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