「新シルクロード」を中米多国間協力の模範に
中米間は2国間協力分野ですでに成熟に向かっており、双方間には広範な利益もあれば、また多くの相違もある。指導者間が頻繁に対話することで、さらに相互信頼を増進し、相違をなくしていくことが可能だ。しかし中米協力は新たな分野を切り開く必要がある。既存の2国間協力モデルを打破し、第3国と効果的な協力を展開するべく共に努力していってはどうだろうか。こうした新たな協力方法を取るには、中米双方が外交実践において絶えずモデルを探り、革新していく必要がある。中米間の相互信頼をいっそう高める必要があることは否定できない。
「新シルクロード」協力は両国の利益に資する公共財になると同時に、地域平和と安定にも役立ち、双方の共通利益と完全に合致する。中米両国の指導者がこの新たな議題を探求するのならば、中米の新型大国関係を構築する上で必ず新たな原動力が注ぎ込まれるだろう。
「北京週報日本語版」2015年8月31日 |