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北京、2022年冬季五輪招致に成功

 

【招致の強み】

北京市:インフラが完備、スピードスケート競技場の建設だけでOK

 北京市が冬季五輪を招致する上で最大の強みとなるのは、2008年夏季五輪の競技場の再利用ができること、そして都市のインフラが完備されていることだ。冬季五輪の規模は夏季五輪よりも小さく、選手やコーチ、関係者、メディアなどを合わせても約1万人と、夏季五輪の選手総数とほぼ同じとなっている。北京五輪の開催後、北京市は国際的なスポーツ都市に向けた建設を進めており、主な五輪競技場は十分に利用され、国際的な競技大会も頻繁に開催されている。競技開催能力および都市の受け入れ能力は共に十分で、北京市が冬季五輪を招致する上でこれが最も有力なコマとなるだろう。

張家口市:自然環境、スキー場コース、関連施設などの5大メリット

 張家口市の侯亮市長はこのほど、同市は北京市と共に冬季五輪を開催する十分な能力を有しているとし、同市の冬季五輪招致における5大メリットを次のように示した。

 (1)良好な自然条件

 まず降雪期が長く、張家口市崇礼県ではスキーシーズンが150日以上続く。これは降雪期4カ月以上を「優秀」とする冬季五輪の評価基準に合致する。次に、雪の質と量が保障されている。さらに、気温風速が条件に合っている。

 (2)環境の整ったスキー場

 崇礼県にはすでに万竜、雲頂、多楽美地、長城嶺という4つの有名スキー場があり、いずれも国際競技の基準に従ってコースが建設されている。初級中級上級のコース計82本(計69キロメートル)がそろっており、各種リフトは24本(計23キロメートル)、1時間あたりの輸送能力は毎時4万人に達する。

 (3)便利な交通条件

 張家口市と各都市をむすぶ高速道路、鉄道、航空便のネットワークはますます完備されつつある。北京市馬甸橋と崇礼県を結ぶ高速道路(220キロ)がすでに建設されているほか、北京市と張家口市を結ぶ都市間鉄道が開通すれば、北京から張家口までの所要時間がわずか40分となる。また、張家口軍民共用空港はすでに開業している。

 (4)徐々に完備されつつあるインフラ

 崇礼県には5つ星ホテル1軒、4つ星ホテル3軒、3つ星ホテル7軒のほか、一定の規模以上のホテルが約20軒、農家民宿が約100軒あり、同時に1万人以上を受け入れることができる。

 (5)長江以北ではトップを誇る大気の質

 国家環境保護部が発表した2013年上半期の全国74都市における大気質報告によると、今年1-6月、張家口市で大気質が基準をクリアした日の割合が69.1%(計125日間)に達し、北京天津河北省を含む長江以北では大気質が最も良い都市となった

「北京週報日本語版」2015年7月31日

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