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戦後70周年、中日学生が歴史や領土問題を徹底討論

 

――釣魚島(日本名「尖閣諸島」)は、中国の領土なのか?日本の領土なのか?

真鍋 尖閣諸島は日本の領土だと考える。尖閣諸島は今、日本の実効支配が国際法で認められている。一方で、『サンフランシスコ平和条約』が調印された当時、中国は反対しなかった。そして、70年代になってから、中国は「尖閣諸島は中国の領土だ」と主張し始めた。中国の領土だったら、なぜ当時言わないのか?  

遠藤 日本政府の言うことを信じている。尖閣諸島は日本の領土だと思う。尖閣諸島について、両国間の意見が一致するのは難しい。日本で教育された私は、日本を信じている。  

 歴史から見ても、国際法から見ても、釣魚島およびその周辺諸島は中国の領土だと思う。今、釣魚島は日本に実効支配されているけれど、支配権と主権は別のものだ。第2次世界大戦のとき、日本は台湾と釣魚島を侵略した。その後、釣魚島は米国に管理された。第2次世界大戦が終わった後、米国は釣魚島を日本に引き渡した。「返還した」ではなくて、「引き渡した」だった。そして、『サンフランシスコ平和条約』が調印された当時、中国は反対しなかったわけではない。中国は条約調印式に参加しておらず、中国政府は『サンフランシスコ平和条約』を一切認めたことがない。だから、釣魚島は中国の領土だと考える。  

 私も釣魚島およびその周辺諸島は中国の領土だと思う。琉球と釣魚島については、『使琉球記』など中国の史料に明確に記載されている。日本にはそういう史料がない。だから、釣魚島は昔から中国の領土である。一方で、もし支配=主権なら、今、ロシアに支配されている北方四島はどこの領土か?なぜ日本は「日本の領土だ」と主張するのか?  

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