「村山談話を真に継承しないのは全世界に対する宣戦布告に等しい」
参加者には白髪交じりの高齢者もいれば、学生もおり、子ども連れの若い夫婦もいた。
これほど多くの国民が各地から集会に駆けつけたことで、安保関連法案に対する日本社会の懸念が改めて証明された。弁護士の北澤さん(75)は埼玉県から1時間余り電車に乗って駆けつけた。北澤さんは人民日報の記者に「もし安倍首相が村山談話を真に継承せず、戦後70年談話に『侵略』『植民地支配』『反省』『おわび』といった文言を盛り込まないのなら、全世界に対する宣戦布告に等しい」と語った。
「村山談話を継承し発展させる会」の藤田高景理事長は人民日報の記者に「憲法学者3人が先日国会で安保関連法案を『違憲』としたことで、安保関連法案の危険性を認識し、実際の行動によって懸念を表明する日本国民が増えた」と述べた。主催者側は1万人の参加者を見込んでいたが、結果的にそれを大きく上回る約2万5000人が参加した。15日から毎日午前10時から午後5時まで、常に数百人が国会周辺で座り込み、安保関連法案の可決強行に抗議するという。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年6月15日 |