中国政府は26日に発表した国防白書「中国の軍事戦略」の中で、「中国軍は、共通の安全保障、全面的な安全保障、協調的安全保障、持続可能な安全保障という安全保障観を堅持し、同盟を組まず、対抗せず、いかなる第三国をも標的にしないという軍事関係を発展させ、公平かつ効果的な集団安全保障体制と軍事相互信頼体制の構築を推進し、軍事安全保障協力を積極的に展開し、国家の平和的発展に資する安全保障環境を整える」と指摘した。中国新聞網が伝えた。
白書はまた、対外軍事関係について次のように指摘した。
対外軍事関係を全面的に発展させる。中露包括的・戦略的協力パートナーシップの枠組み内における、中露両軍の交流と協力を深化させ、全面的・多元的・持続可能な制度的枠組みを徐々に構築し、両軍関係のより広い分野、より深いレベルでの発展を推進する。中米の新型大国関係に対応する新型軍事関係を構築し、防衛対話・交流・協力を強め、重大な軍事行動の相互通告・信頼醸成措置、海空遭遇時安全行動規範を完備し、相互信頼を増進し、リスクを防ぎ、危機をコントロールする。(編集SN)
「人民網日本語版」2015年5月26日 |