河野氏は「(日本の教育は)『平和憲法の下、二度と戦争を発動しない』と強調するが、『あの戦争』が起きた原因を明確に教えていないため、第2次大戦時に日本軍の犯した戦争犯罪に対して多くの日本人は深い認識と反省がない」と指摘した。
近く発表される「安倍談話」について、村山氏は「『村山談話』は後の歴代内閣に継承された。もし安倍首相がこの談話を見直すのなら、国際社会は日本政府を一層信用できなくなる」と指摘。河野氏は「『村山談話』の内容は事実を根拠としており、これによって日本は国際社会の信頼を勝ち取った。もし『安倍談話』が『村山談話』を真摯に継承しなければ、日本国民にとって重い負担となるだろう」と指摘した。
「村山談話を継承し発展させる会」の藤田高景理事長は人民日報の取材に「村山氏と河野氏の対談は鋭く急所を突き、問題の本質に触れている。河野氏が元自民党総裁で、日本の保守政治家の代表の一人であることはとりわけ注目に値する。日本の侵略と植民地支配を認めようとしない安倍氏の誤った歴史認識と政治姿勢を彼が厳しく批判したことには重大な意義がある」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年5月12日 |