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全面的な厳しい党内統治には、法による指導幹部管理がカギ

                 本誌評論員 蘭辛珍                                                                                                                                                                                                                              

 習近平中国共産党中央総書記が打ち出した「4つの全面」戦略のうち、最も喫緊かつ最も困難なのは「全面的な厳しい党内統治」である。中国人民政治協商会議第12期全国委員会第3回会議に出席した軍事科学院元副院長の劉継賢氏は次のような考えを示している。全面的な厳しい党内統治を行うには、指導幹部というカギとなる少数をしっかりとつかみ、指導幹部に対する全面的な管理と監督を法によって厳しく強化しなければならない。 

 

劉継賢氏

 劉継賢氏の話では、全面的な管理と監督は指導幹部の思想、仕事、生活面に対する管理と監督を含む。思想面では、党派性教育を強化し、政治的識別力と政治的鋭敏性を高め、政治的立場、党派性観念、理想・信念を固めると同時に、権力使用の教育を強化し、職責履行と権力の関係を正しく認識し、権力を利用して法律を無効にする、権力で法に取って代わる、権力で法律を管理するといった現象をしっかり克服する。また、法律・規律教育に力を入れ、指導幹部の法制観念を強化し、法によって事を運び、法によって政策を決定し、法によって政務を執行する能力を高める。 

 仕事面では、権力履行への制約と監督を強化し、権力を制度の「檻」に入れる。それには、各クラス、各カテゴリー、各分野の指導幹部の職責権限と職務を細分化するべきである。何をするべきか、何をしてはいけないか、どうやってするかなどの問題を詳細に規定し、各クラス・各カテゴリーの職務説明書制度を確立し、責任を特定の個人に負わせ、指導幹部の職権を法定化、精確化、標準化し、職務の履行と責任に明確な拠り所と不変的な制約を持たせる。

 生活面では、指導幹部の「8時間以外(余暇時間)」の管理方式を改善し、各クラス指導幹部がつねに自らを戒め、仕事の面で公正かつ合理的に権力を履行するばかりでなく、生活や社交の面でも身を清く保ち、社会のモデルになるよう促す。

「北京週報日本語版」2015年3月20日

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