国 際社会にとっては、「21世紀海のシルクロード」が体現するのは中国のさらなる対外開放、関連経済体との対等な協力と互恵・ウィンウィンの関係であり、二国間または地域経済貿易協力と文化交流を促進し、共に発展していくことである。
グローバリゼーションが進む中で、各経済体間の協力深化は大勢の赴くところであり、特に世界金融危機以降、世界経済の回復が依然として緩慢な情勢においては、協力は苦境を脱するための最良の方法となっている。「21世紀海のシルクロード」は関連国・地域をつなぎ、戦略的プラットフォームを構築し、関連地域の経済発展をきわめて大きく促進することができる。
「21世紀海のシルクロード」は中国と関連国が平等な文化的共感という枠組みの下で協力を促進する新たな試みであり、体現しているのは平和、交流、理解、寛容、協力、ウィンウィンの精神だと言えよう。
ここ数年、国際社会でしばしば「中国経済脅威論」が聞かれたが、「21世紀海のシルクロード」計画は、中国の台頭は平和的なものであり、他国の利益を損なうことを前提にしてはおらず、各国・地域の互恵・ウィンウィンの促進を趣旨としていることを全世界に向けて発信している。
古代の海のシルクロードは東西経済貿易交流の産物であり、沿岸国家の交流と発展を促進した。「21世紀海のシルクロード」は関連地域の繁栄と発展のために新たな、よりスムーズな道を切り開くだろう。
「北京週報日本語版」2015年2月6日 |