爸爸去哪児／Where Are We Going Dad? （パパ、どこ行くの？）

　１日の興行収入が１千万の大台を突破したヒット作。湖南衛星テレビで放送された父と子を題材にしたリアリティーショー番組の映画版で、湖南衛星テレビはこの作品でメディアを跨いだ映像コンテンツ制作に成功した。親子関係にフォーカスし、芸能人の父親とその子供５組が体験する７２時間の農村体験リアリティーショーで、俳優のジミー・リン（林志穎）と息子、元世界飛び込みチャンピオンの田亮と娘、映画俳優の郭濤と息子、映画監督の王岳倫と娘、ファッションモデルの張亮と息子が出演している。

＜あらすじ＞

５人の父親たちはそれぞれの分野で華々しく活躍しているが、ここでは子供の世話をしつつ、子供を励まし困難を恐れず一緒に任務を達成する「パパ」である。子供たちの「パパ」と呼びかける声に励まされ、彼らは母親が傍にいない、父親だけでなく母親の役割も果たさなければならない苦労を体験する。そしてスターの子供たちもまた、父親との距離が縮まった幸せな時間の中で、徐々に苦難に満ちた環境に適応し、成長していく。

この作品は心温まる映画でもあり、思わず笑い出したり目頭が熱くなったりする映画でもある。体験に参加したスターであれスクリーンの前の観客であれ、観た後は親子の情に対する理解を深め、親子が相互にコミュニケーションをはかることの重要性を実感するだろう。そして父親たちは妻をより一層大切にするようになり、よき父親になりたいと願う。中には、「前よりもっと父親になりたくなった」という感想を持つ若者すらいた。