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朝鮮半島に求められる正のエネルギー

 

正のエネルギーを増やす中韓関係 

朝鮮半島問題解決のカギは、東北アジアに戦略的競争の枠組みを構築するか、それとも戦略的協力の枠組みを構築するか、そして「戦い」の方法で問題を解決するか、それとも「平和」的な方法で問題を解決するか、にある。この問いに対し、中韓戦略的パートナーシップは正のエネルギーを持つ答えを示している。  

冷戦後の朝鮮半島を振り返ると、冷戦思考が朝鮮半島和解プロセスを妨害する要因であることがはっきり見て取れる。1992年に米国がアジア太平洋において冷戦期の抑制戦略踏襲を打ち出したため、朝鮮半島および中国の台湾海峡両岸の分裂状態は米国が覇権を維持する上での力強いツールとなった。そのために朝鮮半島南北間の和解プロセスはきわめて複雑化した。朝鮮の核問題もさまざまな複雑な要素に影響され、韓国と朝鮮の「南北非核化共同宣言」締結がありながら、結局は朝鮮が核兵器を保有するに至った。  

冷戦思考は東北アジア地域の安定と協力を妨害するボトルネックにもなっている。冷戦思考には2つの特徴がある。1つは、国際関係はイデオロギーによって区分し、イデオロギーによって等級をつけ、親疎を決定づけるべきというもの。2つ目は、安全保障問題の解決はイデオロギーを踏まえ、国家集団を構成して軍事的牽制を行うというものだ。そして米国の冷戦思考にはもう1つ最も重要なポイントがある。国際秩序は米国の覇権を中心とするべきだ、ということだ。  

中韓戦略的協力の最も重要な意義は、それが21世紀の時代の流れに合致した国際安全保障モデルを代表していることにある。21世紀の国際関係の基本的な特徴は、経済のグローバル化が深まる中で、国際社会がますます不可分になり、安全保障がますます総合的な概念になっていることだ。一国の安全と国際社会の政治・経済など総合システムの安定との関係は日増しに密接になっている。各国は国際協力を強化することで国際社会システムの安定性を高め、自国の安全を強化するほかはない。中韓協力はまさにこの認識を踏まえて、伝統的な現実主義のパワーバランスという認識の束縛を打ち破り、全面的な協力を通じて、地域システムの安定と繁栄を促進し、安定した地域システム環境の下で、相互間の安全保障問題解決に当たっている。  

中韓協力は新しい安全保障観の理念に符合している。新しい安全保障観は、安全保障には共通性があり、全面的かつ不可分であり、安全保障問題において各国が平等であるとしている。こうした特性から、安全保障問題を解決する場合、全面的かつ協力的な方法で、しかも代償として他国の安全を犠牲にしないことが求められる。新しい安全保障観のこうした主張は、現実における安全保障問題の発生源を基にして提起されたものである。そのため、中韓協力は地域に対し、共同的かつ全面的な地域安全保障メカニズムの構築を通じて、朝鮮半島のために活路を見出すことが可能であることを示唆している。  

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