歴代政府の努力によって、中国は初等教育を普及させ、小中学校教育における男女格差をなくし、５歳未満の子供の死亡率を低下させ、結核とマラリアの発生を予防・抑制し、安全な飲料水の供給と基本的な環境衛生施設を整備するというＭＤＧｓを達成し、十分な雇用促進、エイズ予防・治療などでも進展を見せている。中国が収めた成功は、多くの発展途上国にとって模範的な効果がある。 

第三に、責任を負う大国である中国は自国のＭＤＧｓとして掲げた約束を実現したほか、他の発展途上国がＭＤＧｓを達成するためにも出来得る限りの努力を傾けた。特にジンバブエ、ナイジェリアなどアフリカの発展途上国の食糧生産性向上を援助している。 

中国は開発のためのグローバル・パートナーシップを積極的に提唱し、それに参与し、南南協力を推し進め、他の発展途上国の道路、橋梁、病院、学校、農業灌漑などインフラ整備を支援し、重債務貧困国の債務を減免し、現地の人々の生活を改善し、現地の経済発展と社会の進歩を促進してきた。 

中国はまた「シルクロード経済ベルト」と「２１世紀海のシルクロード」の提唱、シルクロード基金とアジアインフラ投資銀行（ＡＬＬＢ）の設立を通じて、周辺諸国との発展戦略のリンクを追求し、ともに連結性強化を推し進め、中国の発展チャンスを世界と共有しようとしてきた。 

しかし、中国は依然として発展途上国であり、発展においてアンバランス・不協調・持続不可能の問題が依然存在しており、ＭＤＧｓの全面的な達成の責任は依然重大であり、その道のりは遠い。その上、ＭＤＧｓ達成は先進国と発展途上国の相互支援と協力と切り離すことができない。 

残された１年未満の期間においても、中国はこれまで通り各方面と誠心誠意協力し、国際社会とともにＭＤＧｓ達成のためにたゆまぬ努力を続けていく。

「北京週報日本語版」2015年1月19日