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勝敗のない対決「中国医学vs西洋医学」

                                

                                  本誌評論員  張志萍

 

「望、聞、問、切」の四診は中国伝統医学の主な診察手段だ。「望」は目で見て観察する望診、「聞」は音や匂いによる聞診、「問」は問診、そして「切」は脈診のことである。最近、「中国医学の脈診は的中するか」についての対決がインターネットで話題沸騰となっている。

挑戦をつきつけたのは中国のSNS「微博(ウェイボー)」の人気ユーザーで、北京積水潭熱傷(火傷)科医師「焼傷超人阿宝」(ハンドル名)。インターネットで「阿宝から中国医学脈診の大家への挑戦状」を出し、病院等級で最高レベルにあたる「三級甲等」病院の副高級(職称のうち最高等級である高級の一つ。高級は正高級と副高級に分かれている)以上の職称を持つ中医師(中国医学の医師)に挑戦をつきつけた。無作為の盲検法で中国医学の脈診による妊娠判定率が80%以上に達するかどうかを確かめ、達していれば5万元の賞金を出すというものだった。その日のうちに、北京中医薬大学方剤(処方)学副教授で副主任医師の楊楨氏が微博で応戦を宣言。二人は、被験者として出産可能年齢の女性32人を募集し、「脈診による妊娠判定」の正確さを判定することになった。

現在、この「チャレンジ」の賞金は一部ネットユーザーの協賛もあって10万元まで増えている。成都のベテラン中医師の呂即来氏も微博で参加を表明、さらには20万を賞金として出し、中国医学と西洋医学の対決をしようと提案した。

1カ月余りが過ぎた。挑戦者も応戦者も揃い、賞金も跳ね上がったが、依然として大騒ぎしているだけで実質的な進展はなく、この対決は単なる舌戦に終わってしまいそうだ。もともとは個人的な挑戦であったはずが、挑戦者「阿宝」が挑戦状で「もし中国医学が勝ったら、賞金5万元を出し、一生涯『中国医学は偽科学だ』と言わない」と宣言したために、中国医学と西洋医学の対決を連想せざるを得なくなった。これはなにも新しい話題ではない。中国医学と西洋医学の争いには長い歴史がある。

中国の史書の記載によると、中国医学は原始社会で生まれ、春秋戦国時代(紀元前770~紀元前221年)には、中国医学理論はすでにほぼ形成されていた。一般的に、中国医学の専門書『黄帝内経』はこの時期に書かれたと考えられている。紀元前5世紀には「著名な医者の扁鵲は脈診による病気診断に長けていた」との記載もある。

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