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北京APECがもたらす2つの転換

 

 

上述の3点のほかにも、今回のAPEC会議がもたらした正のエネルギーはまだ多い。APEC設立25周年にあたり、 APECはアジア太平洋地域の未来の経済貿易発展にとってプラスになり、かつ転換的意義を持つ影響を与えるだろう。

次に、APECにおける中国の役割に転換が見られた。

1991年、中国はAPECに正式加盟し、2001年に、初めてAPEC会議を主催した。当時の中国はAPECにおいて、次第に理解を深め融けこんでいく過程にあった。しかし、今回のAPEC会議では、中国はAPECメンバーのリーダーへと変わったように見える。APECにおいて中国はより積極的かつ能動的になり、アジア太平洋地域経済貿易発展のために自らの知恵と力を捧げている。

アジア太平洋の夢の提唱にしろ、アジア太平洋地域の相互連結にしろ、さらには「一帯一路」(シルクロード経済ベルトと21世紀海のシルクロード)なども含め、中国は戦略的知恵を持つだけでなく、これらのビジョンを実現する実力もある。

現在の世界経済情勢は依然として低迷が続いているが、世界経済の牽引役としてのアジア太平洋地域は十字路に立っている。今回のAPEC会議はアジア太平洋地域経済一体化をより高いレベルに高め、異なる発展段階にある太平洋両岸の経済体が幅広く利益を受けられるようにし、地域経済成長と各メンバーの発展に新たな活力を注ぐことになる。

今会議はAPEC発展史上におけるマイルストーンとなり、歴史に銘記されるだろう。

「北京週報日本語版」2014年11月20日

 

 

 

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