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北京APECがもたらす2つの転換

 

第二に、アジア太平洋経済一体化プロセスのテンポが加速される。今会議はアジア太平洋自由貿易圏(FTAAP)構築のロードマップ策定を推進した。これはアジア太平洋地域が自由貿易に向かって踏み出した歴史的な一歩であり、アジア太平洋経済一体化に可能性をもたらした。今会議では「相互連結」についても共通認識に達した。この目標を達成するため、アジアインフラ投資銀行(AIIB)がすでに設立されており、今会議で中国は「シルクロード基金」への出資・設立を確定した。これに中国が提唱した「海のシルクロード」と「シルクロード経済ベルト」、中国・ミャンマー・バングラデシュ・インド経済ベルト、中国・パキスタン経済回廊及びすでに成果が見られている中国・ASEAN自由貿易区、まもなく飛躍的進展が見込まれる中日韓自由貿易区を加えたすべてが、アジア太平洋地域のインフラ、経済貿易協力、人的交流などの分野における一体化がある程度形になり、実行段階に入ったことを示している。

第三に、政治的相違によるアジア太平洋経済貿易協力へのダメージは減る。今会議開催前、米ロ、中日、ロ豪、韓日などの諸国間には、さまざまな原因による政治的摩擦や「政治がらみの舌戦」がたびたび起きており、オーストラリアのトニー・アボット首相に至ってはAPEC会議でプーチン・ロシア大統領に「激突してやる」と発言したほどだった。だが、会議の雰囲気から見ると、熱気あふれて睦まじい様子で、各経済体の代表はアジア太平洋経済貿易協力の発展を己の任として討論に参加した。会議期間中、中日は近年の釣魚島紛争以来初の首脳会談を実現し、世界第二の経済体と第三の経済体の間の経済貿易情勢が回復すると期待されている。これはアジア太平洋地域及び世界の経済成長にとってプラスの意義がある。

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