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APECのためにすばらしい環境を

産業のグレードアップ

懐柔鎮石厰村は灰色の煉瓦屋根に白壁の家並みが続き、素朴ですがすがしく、空き地には緑地や運動器具などが配され、人々に良い印象を残している。

今年の年初、ここはまだ「城中村」(街中にスラムのように取り残されてしまった地域)という光景が広がっていた。道の両側に建物がむやみに建てられ、道路を占拠した露店が多く、乱雑で不衛生だった。APEC会議の保障をしっかりと行うため、1年余りの間に、懐柔区各部門は連携して、主要エリアにあるアルミニウム合金、石材、自動車部品の加工・販売を行う会社、洗車・修理などの経営者に対して整備を行い、環境への影響を効果的に減らし、主要エリアの環境が大幅に改善された。今年2月28日、最後の工場が撤去され、石厰村全体が緑の木々が豊かに茂り、鮮やかな花々が咲き、ゆったりとした心地よい環境になった。

政府部門が主導し、促したことで、業者の経営がさらに規範化され、業態がグレードアップされている。例えば、数多くの洗車業者は新型の洗車装置を導入した。グレードアップ・改造を行わない業者は淘汰された。工商懐柔支局の宋晨副局長の話によると、整備後、洗車場は従来の20カ所から12カ所に減り、グレードアップを行った業者は顧客が増えているという。

懐柔区の華瑞莉洗車場は最近設備のグレードアップ・改造を行った。同洗車場は50万元を投資して水のろ過再利用が可能な自動洗車装置を1台購入した。ほこりだらけの車がゆっくりと洗車装置に入っていくと、高圧で霧のような水を吹き付け、いくつかの巨大なブラシが回転しながら車体を横縦に洗い、しばらくするときれいに洗浄された車が出てくる。

洗車の過程で、使われた水は地面の溝から下の貯水ろ過システムに流れ込み、浄化した後再利用できる。洗車場のオーナーの話では、1台あたりで70%節水できるという。

 「北京週報日本語版」2014年11月5日

 

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