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南京ユース五輪、「同心結」で世界をつなぐ
さんはビデオカメラ撮影が趣味だ。ウクライナの高校生たちに自分の故郷である南京を知ってもらうために、さんは『飛翔する心』(Flying heart)というショートフィルムを撮影した。楊さんはビデオカメラを持って、ユースオリンピック競技場や長江のほとり、南京の名所である夫子廟に出かけ、自分にとっての南京を撮影した。ウクライナ料理を紹介してくれたキエフ・ギムナジウムの生徒への「お礼」として、楊さんは南京の有名な軽食「油炸臭豆腐」(発酵させた豆腐を油で揚げたもの)もフィルムに収めた。

「普段は勉強が大変なので、週末は朝寝坊してしまう。でもこのフィルムを撮るために、朝5時に起きて川辺で日の出を撮影した。レンズを通して、空が濃い藍色からゆっくりと明るくなっていくのを見つめるのは、とても素晴らしい感覚だった。その日から、健康的な生活スタイルで毎日を楽しむべきだと思うようになった」とさんは話す。 

4月30日、ユースオリンピックの聖火がギリシャのパナティナイコ・スタジアムで採火された。それと同時に、南京の田家炳高級中学とウクライナのキエフ・ギムナジウムは2回目の「同心結」ビデオ通話交流を行った。銭嘉怡さんはビデオ通話で、キエフ・ギムナジウムの生徒に一緒にユースオリンピックのネット聖火リレーに参加しようと呼びかけた。(撮影:劉子君)

生徒のわずかな変化も教師にとっては成長であり進歩だ。田家炳高中学教諭で、同心結のウェブサイトと微信(テンセントが提供する無料インスタント・メッセンジャー・アプリ)プラットフォームの作成者である劉子君さんは、次のように説明する。「同心動を通じて、生徒たちは以前よりも自分を表現するようになり、どのように自分を表現したらいいのかが分かるようになった。口数が少なかった生徒が話好きになり、運動不足だった生徒が運動好きになった。よく朝寝坊していた生徒は南京の川辺の日の出を撮影してウクライナの高校生たちに見せるため5時に起きられるようになり、反抗期だった生徒はデザイナーの母親と一緒にカルチャー・ブースの設計について話し合った」。 

「同心結」動が南京の青少年の成長過程において貴重な経験になるのは間違いないだろう。沈濤さんはこう話す。「私が最も関心を持っているのは、教師も生徒も含めた私たちメンバー全員が、今回のカルチャー・ブース計画・運営の中で成長することができるか、全過程を楽しむことができるか、自分の視野を広げることができるか、ということだ。同時に、今回の活動を通じて、皆が学んだことを実際に役立てることの重要性を感じ取り、革新が生命力の真の意義だということを分かってくれるのをよりいっそう願っている」。 

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