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「新常態」に入った中国経済

 

「新常態」の特徴

中国国際経済交流センター諮詢研究部副部長の王軍氏は、「経済「新常態」とは、中国経済が高速成長から中高速成長へと移行する新たな周期に入ったことを指す」と説明する。国家統計局のデータによると、2014年の中国経済は2012年以来の景気後退傾向が続き、第1四半期GDP成長率は7.4%と、2008年~2012年の年平均成長率9.3%を大きく下回った。中国経済は今後かなり長期にわたってこうした「新常態」が続くと見られる。

王軍氏は、中国経済の「新常態」は以下の5つの面に表れていると指摘する。第一に、経済成長が減速へとギアシフトし、中高速成長が常態となった。今後、中国経済は年平均7%~8%前後という中高速成長の「ギアシフト期」に入り始める。これは中所得に達した経済体に普遍的に見られる法則だ。

第二に、構造最適化・グレードアップと調整が常態となった。中国の経済構造には全面的で重大な変化が起き、それが今も続いており、需要構造のうち消費と民間出資比率が高まり、経済成長牽引の主力になりつつある。サービス業、特に生産性サービス業の発展が明らかに加速し、産業構造が絶えず最適化され、グレードアップしている。地域格差が拡大から縮小に転じ、地域間の協調発展と協同発展の構造が次第に形成されていく。住民所得の名目成長率が企業利益・財政収入成長率より高くなり、都市・農村住民所得格差が縮小していく。

第三に、生産要素・投資牽引型からイノベーション牽引型への転換が常態となった。世界経済がいまだ大調整期にあるという重大な試練と、新たな科学技術・産業革命が育成期にあるという巨大なチャンスを前にして、中国は発展推進の立脚点を質と効率の向上へとシフトするべく努力し、科学技術の進歩と革新の推進に力を入れており、イノベーションによる牽引が経済発展、発展方式転換、グレードアップをする上での根本的な原動力になるだろう。

2014年6月4日、南京徐荘軟件園(ソフトウェアパーク)「百家匯」で、自動液体処理ラインで作業する工場スタッフ。(李響撮影)

 

 

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