東アジアに位置する日本は、領土争いと間違った歴史観により東北アジアのほぼすべての国と対立し、日本の軍国主義に蹂躙された東南アジア各国からも警戒されている。日本はあたかもアジアの異分子であるかのごとく、アイデンティティーの危機に陥っている。アジア各国が対話・信頼・協力を強化し、平和・安定・協力の新アジアをともに築こうとしている時に、日本はこれに逆行し、再びアジアの安全の「撹乱者」になっている。
24日、日本自衛隊の偵察機2機が航行禁止通告を無視して、中国東中国海の中ロ合同軍事演習区域の上空に侵入。危険な行動を取り、中ロの定例演習を妨害し、国際法と国際通行準則にゆゆしく違反した。
日本のこの行動は、明らかにやや神経質で過剰反応だった。中ロ合同軍事演習は早くから「第三者を念頭に置いたものではない」と言明していたが、中ロ両国と領土問題を抱える日本は平常心を保つことができなかった。日本の間違った論理に基づけば、中国固有の領土である釣魚島及びその付属島嶼は「国有化」されており、中ロがこの海域で軍事演習を行うだけで日本の敏感な神経を逆なですることになるからだ。日本の強引な釣魚島占領自体が国連憲章に違反し、明らかに間違った理由による間違った行動がアジアの安全を脅かしていることに、日本は気づいていないようだ。
今日のアジアは、地域安全保障協力が過去を引き継ぎ未来へと向かう重要な段階にさしかかっている。今回日本側が起こりうる事故も顧みず頑なな行動に出たことは、まさしく現在のアジアがなお多くのリスクと試練に直面していることを示している。閉幕したばかりのアジア信頼醸成措置会議(CICA)はまさにこうした複雑な情勢に対応するために行われた。CICAメンバー国、オブザーバー、来賓を含む47の国と国際機関の指導者及び代表が上海に会した共通の目的は、アジア各国自らの力で平和・安定・協力の新アジアを築くことであった。
遺憾であったのは、オブザーバー参加した日本が、CICA第4回サミットの「上海宣言」を顧みず、5日も経たないうちにアジアの安全の「撹乱者」となったことだ。
実際のところ、日本はずっとアジア安全保障分野の不安定要素だった。これは、日本政府・指導者の第2次世界大戦に対する間違った歴史認識や言行、平和憲法改正、集団自衛権解禁といった危険な右傾的行動から推し量ることができる。
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