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テロ勢力に対してはゼロ容認しかありえない

 

ウルムチ市内で22日、暴徒の運転する車が朝市の人混みに突っ込んだうえ、爆発物を起爆し、民衆多数が死傷した。今年3月1日に昆明駅で起きたテロ事件、4月30日にウルムチ南駅で起きたテロ事件に続く、人間性を喪失した、人々を激怒させる血腥い犯罪行為だ。22日のテロ事件でテロリストは極めて卑劣かつ残忍な手段によって、罪のない人々を無闇に殺害した。基本的人権を無視し、人類の道義を踏みにじり、人類社会共通の秩序と人類文明共通の最後の一線に挑戦するテロ勢力の凶悪残忍な本質が再び暴露された。(文:賈秀東・本紙特約論説員、中国国際問題研究所特別招聘研究員。人民日報海外版コラム「望海楼」掲載)

ちょうどアジア信頼醸成措置会議(CICA)首脳会議が対テロで一致した声を発して閉幕し、新疆維吾爾(ウイグル)自治区でテロ音声動画犯罪事件16件に判決が言い渡された際に、テロリストはテロ事件を引き起こした。その野心は明らかだ。これは中国社会と国際社会の対テロの決意に対する公然たる挑発だ。このところ相次ぐテロ事件によって、中国のテロ対策が厳しい状況にあることが浮き彫りになり、テロ対策は一刻たりとも油断ならないことが改めて示された。テロ事件発生後、習近平国家主席と李克強総理は、速やかに事件を解決してテロリストを逮捕し、厳重に処罰するよう重要な指示を出すとともに、テロ活動とテロリストに対して警戒を続け、力強く打って出て、厳しく叩く高圧的姿勢を維持し続け、社会の安定を全力で維持する方針を強調した。

習主席はCICA首脳会議の基調演説で、テロリスト、分離独立派、宗教過激派の「3つの勢力」に対してはゼロ容認の姿勢で臨まなければならないと指摘した。少し前の新疆自治区幹部座談会では、テロ勢力に「壊滅的打撃」を与える方針を示し、テロ活動は早期に叩き、小さなものも叩き、芽のうちに叩き、電光石火の勢いで壊滅的打撃を与えなければならないと強調した。

対テロ情勢の必要に適応するため、中国は対テロの「鉄拳」を繰り返し強化し、複数の対テロ部隊を相次いで創設した。さらに中央国家安全委員会の設置に伴い、軍、武装警察、公安、安全保障、外交、交通、エネルギー、金融、民政などの機関で構成される、防止、打撃、後続処理の揃った対テロシステムを徐々に構築している。

テロ勢力の血腥い狂暴行為に中国民衆は強い憤りを覚えている。テロ勢力がテロ事件を画策、実施するたびに、中国民衆は罪のない民衆の受けた被害をわが身のことのように感じ、テロ勢力に対する憎しみを一層募らせ、対テロの決意を一層揺るぎないものにし、テロ勢力に打撃を与える中国政府のあらゆる措置を支持している。

中国のテロ対策を理解し、支持する国や世論がどんどん増えている。ごく一部の国は、中国で起きたテロ事件や中国を狙ったテロ事件に対する姿勢がおかしい。こうしたダブルスタンダードは悪人の手助けをして悪事をなすだけであり、国際対テロ協力という大きな趨勢に逆行するものだ。罪のない人を無闇に殺すテロ勢力はいかなる法治国家、いかなる良識ある人も断じて容認できない。テロ勢力は全人類共通の敵であり、中国のゼロ容認に加え、国際的なゼロ容認も必要だ。(編集NA)

「人民網日本語版」2014年5月23日

 

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