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中国と日本、「真の脅威」はどちらか

 

青書が発表された当日、文部科学省が検定合格を発表した小学校教科書は、釣魚島周辺海域を「日本海域」とし、中国の正常な海洋活動を「違法行動」と貶めた。今年初めに「学習指導要領解説書」を改訂し、釣魚島は日本「固有の領土」であると教科書に記入するよう求めたのに続き、日本は再び歴史の事実を無視し、手を変え品を変え人の耳目を惑わせて、極右の歴史観を子供の頃から植え付けようとしている。

こうすることで歴史の重荷を卸せると安倍政権は思っているようだが、間違った歴史観教育を受けた日本の若い世代はさらなる「歴史の迷路」へとはまりこんでいくだけなのが分かっていない。迷路の中で成長した彼らがどのような「強い日本」を取り戻すのか。国際社会は極めて警戒するべきだ。

外交と軍備公表で逆ねじを食わせ、歴史認識で是非を転倒する日本。国の指導者がどれだけ詭弁を弄しても、安倍政権の軍拡の遠大な計画と歴史修正主義新政は誰の目にも明らかだ。挑発しているのはほかでもない日本自身なのである。今の中日関係の苦境は日本側が一方的にもたらしたものだ。どちらが地域の安全・安定に対する真の脅威なのかは、言うまでもないだろう。

日本の間違った歴史観に縛られていては、中日関係に未来はない。日本がどんなに知恵を絞っても、釣魚島が中国固有の領土であるという基本的事実を変えることはできないし、中国の国家領土主権を守る固い意志を揺るがすことは決してできない。

地域の平和と安定を守るのは人心の願うところだ。積極的に軍備を拡張して戦争に備え、再び武装へと向かい、歴史の流れを逆行させ、青少年を洗脳しても、国際社会からいっそう排斥されるだけだろう。

「北京週報日本語版」2014年4月8日

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