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安倍首相の靖国参拝、なぜ中国人は納得しないか

 

参拝対象は人類共通の敵

次に、一部の参拝対象は永遠に戦争被害国の寛恕を得られない人類共通の敵だ。人類共通の価値観の中では、侵略戦争を引き起こし、あらゆる人々に塗炭の苦しみを与えた犯罪行為は厳しく非難されるものだ。周知の如く、靖国神社に祭られているA級戦犯の両手は中国人民の鮮血にまみれた殺害者の手で、かれらはあるいは中国で何度も都市の人々を皆殺しにした者であり、あるいは戦争の法理に違反して毒ガスを使用し化学戦争を展開した者であり、あるいはつかまえた一般の人々に対して生きたまま解剖実験を行った、良心のかけらもない者たちだ。日本の友人には中国側発表の被害者数に疑問を持つ人もいるが、中国で戦争を経験した者はみな日本が中国で行った残虐行為が14年もの長きにわたって行われたことを深くはっきりと知っている。極東国際軍事裁判所の判決は、さらに日本の侵略軍が中国で犯した戦争犯罪行為という疑いの余地がない事実に基づいている。当然、戦後の中日関係は「前向き」であるべきで、今日の友好協力で子孫のために21世紀に平和善隣の新たな歴史を作っていくよう努力すべきである。これについて、周恩来総理はかつてポジティブで有効な方法を示している。それは「過去の苦痛の歴史について、中国人は口にせず、日本人は忘れないこと」というものだ。しかし、現実には日本は加害者として極力過去の罪悪を包み隠そうとし、逆に中国を苦痛の歴史を長く忘れらないよう刺激しており(韓国、北朝鮮など他の戦争被害国を含む)、今日の日本がいったい何をしようとしているのか警戒させている。日本側の統計によると「日本はすでに中国側に23回謝罪している」というが、私はひとまず日本側が何度も謝罪し反省を表した事実を信じることにする。しかし、日本には言っておくべきことがある。現職の首相が首相の身分で靖国参拝を一度でも行えば、すべての謝罪と反省が「無に帰する」のだ。なぜなら、靖国参拝は以前の口頭と書面上の謝罪と反省はみな偽りの外交辞令に過ぎないことを説明するのに十分足りるからだ。

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