四、成長率7~8%維持は、社会再生産の良性循環に役立つ
2013年に中国の経済運営が成長率7~8%を維持したことは、次の点を示している。雇用就業情勢が全体的に安定し、企業に大規模な倒産が見られなかっただけでなく、収益も次第に改善している。財政収支の困難は大きくなったが、財政支出構造の調整・最適化を積極的に進め、財政支出効果の改善を推進した。通貨金融環境と資金チェーンは全体的に安定し、地方政府債務リスクが全体的に抑えられた。物価水準は安定を保った。それと同時に、経済構造調整の進展、改革の加速、政府職能転換の推進、企業発展環境の改善、新型都市化のスタート、資源節約と環境保護効果の増強といった要素も加わる。これらの状況は、7~8%の経済成長が住民や企業、政府、社会など各方面から見ても受け入れ可能なもので、経済モデル転換・グレードアップにも役立ち、社会再生産の良性循環と経済の持続的かつ健全な発展の促進に役立つことを示している。
五、2014年も中国経済は7~8%成長が見込まれ、経済モデル転換・グレードアップの総合効果利益がより顕著になり、経済成長の健全さと持続可能性がさらに高まる
2014年のマクロ経済政策体系は2013年からさらに完善され、マクロ経済運営の安定性がさらに高まるだろう。同時に改革深化により体制メカニズムの弊害が取り除かれ、政府の社会管理と公共サービスの職能が強化され、公平で公正かつ透明な市場競争環境が次第に整備され、ミクロ政策の各種規制緩和による活性化の効果がますます顕著になっていくだろう。新型都市化のスタートにより、都市化が相対的に遅れたボトルネックの制約が減り、経済発展の潜在性と空間が拡大していく。これらに基づくと、2014年も7~8%の経済成長水準が見込まれ、質や効果利益の向上、経済構造最適化、体制メカニズムの整備、持続可能な発展能力増強といった面でより多くの重要な成果があり、人々もより多くの実質的恩恵に預かれるようになるだろう。
「北京週報日本語版」2013年12月26日 |