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遺伝子組み換え製品市場、論争ありつつも拡大

本誌記者  蘭辛珍

12年前、中国市場における遺伝子組み換え大豆油のシェアはまだ極めて小さかった。中国税関の穀物油輸出入データに基づいて計算すると、2001年の食用油市場に占める遺伝子組み換え大豆油の割合は2%に満たなかった。しかし、中国大豆産業協会のデータによると、2013年6月の食用油市場に占める遺伝子組み換え大豆油の割合は43%に達している。

変化は2001年の中国のWTO加盟から始まった。WTO加盟後、中国は農産品輸入規制を緩和したため、中国の伝統農業は海外の先進農業からの打撃を受けた。中国に大量に入ってきた米国産遺伝子組み換え大豆、カナダやオーストラリア産の遺伝子組み換え菜種の販売価格は、中国の国産大豆と菜種よりもはるかに安く、国内の大豆と菜種の作付けが打撃を被り、生産高が減少していった。大手食品先物会社の新湖期貨が2012年末に複数の場所で行った実地調査によると、中国の大豆の実質生産高はわずか850万トン前後だった。

中国の2012年大豆総消費量は7165万トンだったので、不足分は6315万トンに達する。2012年に中国が輸入した大豆は5838万トンで、同期比で11.2%増えたが、それでも需要を満たすことができず、やむを得ず国の備蓄大豆から融通した。

輸入大豆は圧榨食用油にする他、一部は日常食べられる副食物の原料となり、豆腐や醤油など各種豆製品が作られる。大豆蛋白に加工されるものもある。

中国農業部の規定では、輸入遺伝子組み換え大豆は、食用油の原料にすることは許可されているが、豆製品を作ることは禁じられている。しかし大豆産業協会の統計によると、2012年の大豆の食用消費は1100万トンだった。国産の非遺伝子組み換え大豆850万トンを除いた250万トンは、輸入された遺伝子組み換え大豆ということになる。

中国は世界最大のトウモロコシ輸入国でもある。今年中国が輸入するトウモロコシは720万トンに達する見込みで、そのうち約80%が遺伝子組み換えトウモロコシだ。卓創資訊のレポートによると、中国が輸入するトウモロコシのほとんどが米国産で、米国が中国に輸出するトウモロコシの95%が遺伝子組み換えトウモロコシだという。中国が輸入する遺伝子組み換えトウモロコシの主な用途は飼料である。つまり、人が食用する豚肉、牛肉、羊肉、鶏肉などのほとんどが遺伝子組み換えトウモロコシ飼料で育った家畜の肉なのだ。

中国農業科学院植物保護研究所副研究員の謝家建氏は、「国際農産品貿易市場における遺伝子組み換え製品の割合は非常に大きく、非遺伝子組み換え製品を買うのは難しい。主要農産品輸入国である中国の遺伝子組み換え製品市場は、拡大していかざるを得ない」と指摘する。

国際アグリバイオ事業団(ISAAA)のデータによると、2012年、世界の大豆の81%、綿花の81%、トウモロコシの35%、アブラナの30%が遺伝子組み換え作物で、その多くを中国が購入している。

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