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安倍首相の理想主義と現実主義(1)

 

安倍首相は現実主義の政治家だ。しかし、その根底には強い理想主義的要素がある。理想主義は精神信仰に基づいた政治主張と政策追求であり、しかも多くの理想主義の政治家は善良な人間性に基づいて公平性や正義、進歩を追求してきた。例えば、第1次世界大戦中のウィルソン米国大統領は民族自決と世界の民主化を主張し、人類社会と国際関係の進歩の方向を体現した。

では、安倍首相の理想主義はどのようなものか?安倍首相は心の底では戦前の日本軍国主義侵略拡張の威勢を賞賛し、もう復元しようのない大日本帝国の夢を再び実現することを望んでいる。だからこそ、国会答弁で「韓国の植民地支配は侵略ではない。侵略という定義は国と国の関係でどちらから見るかで違う」とはばかりもなく口にすることができるのだ。この発言は、『国連憲章』の第2次世界大戦侵略国に対する規定を根底から否定し、戦中・戦後に築かれた基本的国際秩序の基盤を否定したということだ。なぜなら、この基盤は世界の反ファシズム戦争、ドイツや日本などの拡張侵略に反対した正義の結果と戦後国際秩序をベースにして築かれたものだからだ。同時に、安倍首相は国のために犠牲になった靖国神社の英霊を参拝するのは正当だと何度も言い張っているが、これも過去の日本軍国主義侵略拡張とアジアや世界の人々を奴隷のように酷使するファシズム軍隊のために命を落とした戦死者を参拝することが正当だと言っているに等しい。それゆえに、安倍首相は今年の8月15日に靖国神社を参拜しないと発表しつつ、他の閣僚の参拜には反対しなかったのである。安倍首相はこうした方法で自身が争議の焦点になるのを避け、閣僚らが日本の帝国侵略とアジア・太平洋での武力誇示と示威の精神を発揚することを奨励した。したがって、本質的に見れば、安倍首相の理想主義には、現実離れした、歴史条件の変化と転換を顧みない、実現不能の「理想」的要素があるだけでなく、軍国主義の威勢を懐かしみ、大日本帝国の夢を再び実現することを目論み、従来の理想主義の平和的かつ進歩的思想に逆行する、現実にそぐわない反動的で歴史潮流に逆行した理想主義なのである。安倍首相のこうした路線と政策が今後も続いた場合、日本の国と社会は天に背く道を突き進むことになり、極めて危険だ。日本の国と国民の福祉と未来を損なうだけでなく、日本を東アジアと世界の危険と不穏の発生源にしてしまうだろう。

(筆者は外交学院国際関係研究所教授、日本研究センター副主任)

「北京週報日本語版」2013年8月19日

 

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