中央が打ち出した農業安定措置

５月８日、李克強国務院総理が国務院常務会議を開催し、農業生産現状把握、市場供給保障、価格安定などについて検討し、作業手配を行った。

中国政府網の報道によると、今回の会議では次の５つの農産物生産安定措置が取り決められた。（１）各地は食用穀物の作付け管理をしっかり行い、秋季生産のために条件を整えること。（２）関連部門は引き続き養豚の量産生産助成策を実行し、国の備蓄や商業備蓄を増やすなど多くの方法で豚肉の買い入れに力を入れ、豚肉価格を安定させ、養豚に対する自信を高めること。（３）肉牛・肉羊の標準化量産飼育場インフラ建設を支援し、牛肉・羊肉の供給を増やすこと。（４）Ｈ７Ｎ９鳥インフルエンザのヒト感染防止に全力で取り組むと同時に、家禽飼育業の安定的発展措置を実施し、種禽生産能力を保護すること。（５）蘆山地震被災地の農業生産を早急に復旧し、地震により破壊された設備・農地の修復を急ぎ、農作物を作付けし直すこと。

２０１３年３月２７日、苗床を管理する江西省新建県恒偉農機サービス専業合作社の職員。この合作社は現地の約２００ヘクタールの水田に稲の苗を提供する予定。（周科撮影）