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新大国関係構築が中米トップの共通認識に

                           袁鵬(中国現代国際関係研究院副院長)

 

先ごろ、米国のオバマ大統領、ドニロン国家安全保障問題担当大統領補佐官、ケリー国務長官ら政府高官が、「中国と共同で新たな大国関係を構築していきたい」との考えを公の場で示した。これは、中米の新たな大国関係構築が中国の指導者からの一方的な呼びかけから中米両国トップの戦略共通認識に変わったことを示している。では、新たな大国関係はどこが「新しい」のか、その意義はどこにあるのか、そしてどのように推進していくのだろうか?

 

4月15日、北京の人民大会堂で、第2回中米省長州知事フォーラムに参加した双方の代表と会見する習近平国家主席 (劉建生 撮影)

新理念の背後にあるトップの相互作用

中米の新たな大国関係という言い方の発端は、2012年2月、当時の習近平・中国国家副主席の訪米時だ。習近平は訪米期間中、中米は「いまだかつて誰も成し得なかったが、後々まで受け継がれる」新しいパートナー関係を構築するべきだとの考えを打ち出した。

これに基づき、2012年5月初めに行われた第4回中米戦略・経済対話で、当時の胡錦濤・中国国家主席が「互恵・ウィンウィンの協力を推進し、新たな大国関係を発展させる」と題する開会挨拶を述べ、中米の新たな大国関係構築について「革新的思考、相互信頼、平等と相互了承、積極的行動、親善」という5つの構想を打ち出し、新たな大国関係という概念を初めて具体化した。これにより、いかにして中米の新たな大国関係を構築し発展させるかが、両国トップの共通認識を凝集し、両国関係発展をけん引する新目標となった。

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