軽視してはいけない問題
2013年の中央財政収入予算は7%増加となっている。この任務が達成できるかどうかは、2013年の積極的財政政策が思い通りに実行できるかどうかにかかわってくる。今年1~2月の中央財政収入の増え幅はわずか1.6%で、予算で設定された増え幅より低かったため、ある程度懸念を呼んでいる。
2012年の中央財政収入予算は9%増額であり、2011年の実質増額率より11.8ポイント低いものだった。2012年の中央財政収入は実質9.4%増だったので、かろうじて予算を達成したと言える。
財政部の資料によると、2012年の財政収入減には3つの要因がある。1つ目は経済成長の減速と企業収益の減少、2つ目は価格上昇幅の落ち込み、3つ目は構造的減税政策に力を入れたことだ。
2012年の財政収入減を引き起こした原因は2013年も依然として存在し、財政収支の矛盾が非常に目立つようになると見られる。これについて、戴柏華報道官は、「経済の健全かつ持続可能な発展を引き続き促進するために、必要な時には、財政赤字と国債発行額の適切な増加を通じて、必要な支出を維持すべきこともあるだろう」と述べた。
「北京週報日本語版」2013年3月29日 |