イデオロギーから離れ同盟を結ばず
香港紙『大公報』は24日、中ロ関係専門家の言葉を引用し、「現在、中ロ関係は日増しに成熟しており、すでに以前の『ソビエトが兄で、中国は弟』というものではない。非イデオロギー化した平等な国家間関係の構築は中ロ関係が成熟した重要な証である。中ロの戦略的協力において一致しない見方を認め、重大な国際問題については無理に押しつけるのではなく協調を通じて共通認識を得ることは、中ロ両国における各分野の発展の促進に極めて積極的な役割を果たすだろう」とした。
香港中通社は次のように指摘した。「中国の対外政策は独立自主で、真の非同盟である。中国は自国の長期的かつ戦略的な利益に着目するとともに、相手の利益も尊重し、社会制度とイデオロギーの違いを論争せず、しかも国の大小・強弱にかかわらず互いに尊重し合い、平等に対応する」。
中国の核心的利益を放棄せず
台湾紙『旺報』は25日付で、「習近平氏は、中国は対外的に領土と安全などの国の核心的利益を取引の道具にしないと強調した。これは中国大陸が平和的発展の道を堅持するが、しかるべき正当な権益は放棄せず、ましてや国の核心的利益という最低ラインを犠牲にすることはありえないことを明らかに示している」とした。
香港紙『大公報』は25日付で次のように報道した。「習近平氏がタンザニア、コンゴ共和国と南アフリカを公式訪問し、また第5回BRICS首脳会議に出席することは、中国とタンザニア、中国とコンゴ共和国の伝統的友情を継承し、発展させ、中国とアフリカの友好的協力関係をさらに促進し、BRICS諸国との密接かつ良好な関係を築き、またこれらの国々の世界における重要な地位を強化し、発展させていく」。
香港中通社は、「中国外交の目下の主な任務は、調和のとれた世界の建設を推進することである。これは中国の現代化実現に向けて有利な国際環境と周辺環境を構築するために必要なことであり、新世紀・新段階において、中国の対外戦略思想と対外政策の集中的体現であり、中国が平和的発展の道を歩む上での必然的な要求でもある」と指摘している。
「北京週報日本語版」2013年3月27日 |