【ホットワード４】機構改革

第１２期全人代第１回会議は『国務院機構改革と職能転換方案』を採択した。国務院機構改革方案の採択は、党の第１１期中央委員会第３回全体会議以来７回目。改革の核心は「職能転換」で、その目的は政府機関簡素化と企業への経営管理権移譲、制度メカニズムの整備、行政効力の向上などである。

【ホットワード５】革新で発展を駆動

「革新」は今年の両会の重要なキーワードであると同時に、中国の今後の発展におけるキーワードの１つでもある。

習近平氏は上海代表団の審議に参加した際、「自身の発展ボトルネックを突破し、深層の矛盾と問題を解決するための根本的な活路は革新にあり、科学技術力が鍵になる」と強調した。

【ホットワード６】都市化と「都市病」

２０１２年時点で、中国の都市化水準は５２％を超えたが、都市化に応じて多くの問題に悩まされるようになった。都市住民は「渋滞、汚染、冠水、不動産価格高」など「大都市病」による多くの問題に困らされ、農民にとっても「半都市化」などの問題解決が必要だ。

今年の政府活動報告は、「都市化は中国の現代化建設の歴史的任務であり、農業の現代化と互いに補完関係にある。都市化の客観的法則に従うには、都市化の健全な発展を積極的かつ確かに推進することだ」と明確に提起し、強調している。

【ホットワード７】美しい中国

煙霧、水質汚染、都市のゴミ処理問題……経済の急成長にともなって、一連の環境問題が１３億の中国人を悩ませている。

「美しい中国」という概念は党の第１８回党大会報告で初めて提起された。今年の政府活動報告はさらに一歩進んで、「国民の身近な利益にかかわる大気、水、土壤など際立った環境汚染問題の解決に決意をもって取り組み」し、「環境品質を改善し、人民の健康を守り、実際の行動で希望を与える」とした。それと同時に、ＰＭ２．５観測指標も政府活動報告に盛り込まれた。