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一人っ子に先立たれた「失独老人」に思いやりを

 

本誌記者 曾文卉

 全人代代表をすでに3期連続で務める黄細花氏は今年、第12期全人代第1回会議に23項目の提案を出したが、そのうち6項目は計画出産政策に関連するものだった。「『失独老人』の養老拠点設立に関する提案」、「一人っ子政策の撤廃に関する提案」、「計画出産サービス証の廃止に関する提案」、「『計画出産法』改正に関する提案」などである。

「2010年から中国の人口と計画出産政策に注目し始めた」。全人代代表で、広東省恵州市観光局局長の黄細花氏は本誌の取材を受けた際、一人っ子に先立たれた「失独老人」という存在の出現は国の人口政策と密接に関わっているとの考えを示した。

黄氏が「失独老人」に関心を持ち始めたのは、ある雑誌で武漢市の連心家園に関する文章を読んだからだ。2007年9月に設立された連心家園のメンバーは全員、一人っ子に先立たれた武漢市の親たちだ。連心家園の主な仕事内容は、こうした親たちのために心理的危機状態にある場合の介入を行い、苦痛から立ち直るのを助けることである。「当時この記事を読んで、『失独老人』は本当に痛ましいと思った。この世で最大の悲しみは老いて子に先立たれることだから」と黄氏は記者に語る。

今年、黄氏はもともと「失独老人」に関する提案を出すつもりはなかった。理由は「この話題はあまりにも重苦しくて、つらくなるから」だった。

しかしある偶然から、再び「失独老人」への思いやりに関する提案を出そうという気持ちが芽生えた。黄氏が北京に来る前、広州の『羊城晩報』が『代表ホットライン』という活動を行い、3人の全人大代表が聞き手として参加した。黄氏は「ホットラインに参加した後、やはりこの提案を出そうと決心した」と話す。

当日のホットラインは非常に混んでいて、電話がなかなかつながらなかったという。黄氏はある夫婦からの電話を振り返る。まず妻が電話をかけてきて20分余り話した。とても小さな声で、「自分は国に貢献し、そんなにたくさんの子供を産まず、2人目の子供を妊娠しても中絶した」ことをゆっくりと語った。しかし、2004年、彼女が52歳の時に息子が交通事故で亡くなってしまう。黄氏は「その年、その夫婦はほとんど狂わんばかりだった。なんとか耐えたが、全身病気になってしまった。人は大きなショックを受けると病気になりやすいものだ」と言う。

 

黄細花氏

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