第12期全人代第1回会議は10日午前に人民大会堂で第3回全体会議を開き、最高人民法院活動報告と最高人民検察院活動報告を聴取、審議したほか、国務院機構改革・機能転換計画について説明を受けた。
習近平氏、李克強氏、張徳江氏、兪正声氏、劉雲山氏、王岐山氏、張高麗氏が会議に出席した。
温家宝総理の提出した国務院機構改革・機能転換計画法案は「党と中央の計画に基づき、踏み込んだ調査・研究、幅広い意見聴取を経て、比較論証を重ねた結果、国務院機構改革・機能転換計画をまとめ、第12期全人代第1回会議に上程する」と指摘した。
馬凱・国務委員兼国務院秘書長は国務院の委託を受けて、国務院機構改革・機能転換計画について説明。「中国共産党第11期中央委員会第3回全体会議以来、国務院機構は6回の改革を経て、社会主義市場経済体制に基本的に適応した組織構成と機能システムを形成した。他方、現行の行政体制には新たな情勢や課題の要請に適応できていない部分が依然多く存在する。国務院部門の機能の位置づけ、機構設置、職責分業、運用メカニズムなどにはまだ問題が少なからず存在する。こうした問題は体制改革の深化、制度・メカニズムの整備、特に機能転換を通じて解決する必要がある」と述べた。
馬氏はさらに「今回の改革はより力強く、より広範囲かつ深いレベルで国務院機構の機能転換を加速するものとしなければならない。重点は市場や社会に権限を移し、ミクロへの干渉を減らすと同時に、マクロ管理を改善・強化し、事後監督・管理を厳格化することにある。これは一段と困難かつ複雑な取り組みとなる」と指摘した。
会議は第12期全人代第1回会議選挙および決定・任命規則を採択した。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年3月11日