本誌記者 于林濤
「美しい中国を作り、エコロジー文明建設を促進するには、全社会が生活価値理念のエコロジー化を実現しなければならない」。全国政協委員、中国農工民主党党員で、遼寧何氏医学院院長の何偉氏は、自身の今回の提案における美しい中国とエコロジー文明建設について説明する際、こう語った。
何委員は、美しい中国の建設と生態保護促進に関して、「農村の環境保護強化」、「エコロジー文明のさらなる強化」、「都市の生活ごみ分別推進の加速」という3つの提案を行ったという。
何委員は次のように強調する。「経済が絶えず発展するにつれて、人類は物質的豊かさと同時に精神面での満足も渇望するようになり、旅行に出かける人が増えてきた。巨大な観光市場を獲得するために、多くの地方が全力で観光資源を開発している。観光収入に刺激されて、豊富な生態観光資源を持つところの中には、再生不能な生態環境を失うことを代価にして収入増と経済発展指標達成を遂げたところも一部ある。観光施設の過度な建設で大量の土地資源が占用され、押し寄せる観光客が大量の生活ごみをもたらす……環境の受入能力を超えた観光により、多くの生態系が致命的な打撃を被った。各地の政府はただちに関連政策措置を打ち出し、観光発展モデルと開発モデルをさらに最適化しなければならない」。
上海市閘北区揚波小区の分別ごみ収集場所 (裴鑫撮影)
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