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中国は周辺国体系構築の見地から戦略練るべき

 

「西ライン」の情勢動揺が「東ライン」に対する米国の戦略をけん制

2013年、中国の実力と世界的影響力のさらなる向上につれて、上記のようなアジア太平洋地域の変化と中国との関わりも多くなり、中国への影響力が立体化・複雑化していくだろう。

中国の西側周辺に当たる「西ライン」(中央アジア-西アジア-南アジア)情勢の発展から見れば、同地域における中国の役割発揮への期待が高まるだろうが、各側のニーズには大きな不一致と矛盾が存在する。

一方、中国の東側周辺に当たる「東ライン」(東北アジア-東アジア-東南アジア)情勢の発展から見れば、中国、米国、中国周辺諸国で、三者間における多重均衡と再均衡が進むだろう。米国は引き続き中国と中国の周辺国との不一致や紛争を利用して、動態的均衡を保ちながら影響力を獲得しようとするだろう。日韓豪3カ国とASEAN諸国は引き続き中米間で均衡を図ると見られる。これは中国周辺のホットイシューや難題の解決が難しく、なお危機が再燃する可能性があることを意味しているだけでなく、中国と関連国の関係が安定的に発展するのも難しくなることを意味している。

「西ライン」と「東ライン」との連動から見れば、米国にとって「東ライン」の現実的重要性と緊急性は「西ライン」を圧倒的にしのぐところまではいっていない。特に、シリア情勢が引き続き悪化し周辺諸国へと波及した場合、またはイスラエルが米国の反対を顧みずに或いは米イ双方が共同でイランに軍事的打撃を与えた場合、もしくはその他の中東諸国の情勢が再度変化した場合、米国は「西ライン」問題の処理により多くの精力と資源を投入せざるを得ないのだ。

これは、2013年、中国の「西ライン」情勢の成り行きが中国の「東ライン」に対する米国の戦略的推進にとって看過できないけん制作用を持つことを意味する。しかし注目に値するのは、より多くの資源を中国の「東ライン」に投じることがすでに米国の既定戦略になっているということだ。それはつまり、中国の「東ライン」と「西ライン」の間で、米国がどちらかに重点を絞りきれない状態になるかもしれないことを意味している。そのため中国には、周辺体系構築の角度から戦略と対策を考えることが求められている。

「北京週報日本語版」2013年2月22日

 

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