旅行で新年祝い
北京、天津、上海、ハルビン、三亜など重点観光都市39カ所のモニタリングによると、旧正月の連休期間中にこれらの都市を訪れた観光客数は延べ7600万人となり、前年同期比で15%増えた。また故宮、浄月譚、曲阜三孔、博鰲と玉竜雪山など重点観光地33カ所では、期間中の観光客数が前年同期比で約20%増加したという。
旧正月連休中の旅行は人々にとってすでにおなじみの休暇プランとなっている。南部の避寒観光が一番人気で、厦門(アモイ)、海口、三亜が人気を集めている。連休の6日目までの海南省訪問者数は52万1000人に達し、同期比で19.67%増えた。
旧正月期間中、域外への旅行者数も引き続き増加し、香港・澳門(マカオ)・台湾とタイ、韓国が人気の旅行先となった。連休中に旅行社を通じて域外へ旅行に行った中国の観光客数は400万人を越え、同期比で14%上昇した。
微博(ミニブログ)や微信(Wechat)で新年の挨拶
電話やショートメッセージによる新年の挨拶のほか、旧正月期間中に飛信(Fetion)や微信(Wechat)など中国生まれの無料メッセンジャーアプリや、微博(ミニブログ)などで新年の挨拶を送る人がますます多くなった。広東移動の関連データによると、これらの新たなツールを用いた新年の挨拶によりデータ通信量が跳ね上がった。今年の旧暦大晦日当日のGPRSデータ通信量は前年同期比で71.48%増え、増え幅は去年の2倍となった。3Gデータ通信量は前年同期比で195.73%増加した。
微信などのネットワークアプリは、音声や写真、文字、動画を組み合わせることができる。歌うのが好きな「80後(80年代生まれの若者)」の小頴さんはスマートフォンアプリ「おしゃべり猫のトム」で自分の声とは違ったトーンの新年を祝う歌を作り、微信グループ内のメンバーに送った。友人らは小頴さんのメッセージを受け取った後、「面白くてアイデアがある」と口々にほめた。
「北京週報日本語版」2013年2月19日 |