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2013年の中国自動車業界へ寄せる「9つの期待」

 

▽期待その5:中国車メーカーのコア技術が飛躍的発展

かつて中国車メーカーと言えば、「パクリ」という言葉が真っ先に浮かんだものだが、彼らは大きな進歩を遂げた。中国車メーカーの研究開発・デザインの進歩に伴い、消費者たちもここ数年、中国車を受け入れるようになってきた。特にコア技術面で、中国車メーカーは買収合併と自主開発を通じ、多くの成果を得ている。例えば、吉利汽車は知的財産権を有する6ATギアボックスを各車種に搭載した。BYDは各電子技術の自動車への応用を果たした。上海汽車は第2世代車載用情報システム「Ivoka」を発表した。奇瑞汽車はCVTの搭載に力を入れている。中国車メーカーのコア技術が飛躍的な発展を果たすことを期待する。

▽期待その6:高級車の消費が理性的に

2012年、乗用車輸入台数は百万台の大台を突破した。この優れた成績からも、自動車消費大国である中国が、排気量とサイズの大きい高価格の自動車を過度に追求している事実が伺える。

国は排気量に基づく車船税の徴収制度を打ち出し、排気量の大きい大型高級車の消費を制限しようとしているが、効果は薄い。2013年、高級車の消費がより理性的になることを期待する。

▽期待その7:A00クラスの自動車に対する支援策の登場

上述したとおり、高級車は中国市場で大いに人気を博しているが、一方でかつてからあまり人気のなかったA00クラスの車(超小型車)が政策の変化に伴い絶体絶命の危機を迎えている。

2012年の広州モーターショーで、A00クラスの新車種を発表したメーカーはゼロだった。これは中国の自動車市場と自動車業界にとって悲しい出来事だ。

車の増加に伴う矛盾が激化する今、高級車の消費が理性的になる事を期待するとともに、A00クラスの超小型車の発展を政府が力強く支援することを期待する。

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