１００年来稀に見る国際金融危機が２００８年に世界を席巻して以来、人類と中国の歴史発展は重要なターニングポイントを迎え、異なる社会制度や文明背景を持つ人々が「世界はいったいどこへ向かうべきなのか」を深く考えている。「十八大」は中国の発展パターン転換の計画を策定し、中国の特色ある社会主義の旗印を引き続き高く掲げ、中国の特色ある社会主義の道を確固として歩み続け、改革開放を全面的に推進し、経済発展方式の転換を加速することを提起し、中国がこれからも奇跡を成し遂げるためのロードマップを確立した。中国共産党はマルクス主義基本原理と中国の実情、時代の特徴とをさらにしっかりと結び付け、人類のすべての優秀な文明成果を参考にして、一連の実践に基づき、実践を指導する重大な理論を作り上げ、世界が注目する将来の計画と戦略的配置を決定した。

西側の歴史学者と政治学者はかつて、ベルリンの壁の崩壊とソ連解体は社会主義とマルクス主義終結のシンボルだと論断した。しかし２０数年後、国情から出発し時代とともに中国の特色ある社会主義の道を歩み続ける中国はなおも確固として揺るがず、ますます活力を増している。中国共産党中央指導者グループが平穏のうちに権力移行を終えたことで、中国の現代化は新しく堅固な指導的中核を得た。まさに「歴史の終焉論」の提唱者である米国の学者フランシス・フクヤマが自説を修正したように、「客観的事実は、西側の自由民主主義が人類の歴史の進歩の終点ではないであろうことを証明している。中国の台頭にともない、人類のイデオロギーの宝庫には中国のためのスペースを残しておくべき」なのである。