11月、過去最多となる1700人以上の外国人記者が北京に集い、 第十八回中国共産党代表大会(十八大)を取材した。彼らは異なる国と地域から来たが、注目する内容は一致した。彼らはこの世界最大の執政党の5年に1度の盛会から、「中国の発展」に関する答案を見出そうとしたのだ。
中国の道の中核とは何か。歩み続けることは可能か。30数年間の高度成長を経た中国経済に、成長の空間が残されているのか。中国の発展に伴い生じる環境問題は、効果的に解決されるだろうか。中国はまずます「強硬」になるのではないか。
「中国の道」 中国の特色ある社会主義の道を堅持
道は国の前途、民族の運命、人民の幸福に関わる。
西側諸国のアナリストらは、工業文明以来、ひいては地理上大発見の時代以来の、大国(特に西側諸国)の近代化の道は、中国に当てはめることができないと見ている。30数年間の奇跡的な経済成長を実現した中国は、どのような道を歩んだのだろうか。この道はより遠くの未来まで延びていくのだろうか。これは彼らが議論し、検討を続けていることだ。
胡錦涛国家主席は十八大開幕式の報告で、「小康社会を全面的に建設し、社会主義近代化建設の推進を加速し、中華民族の偉大な復興を実現し、中国の特色ある社会主義の道を毅然として歩み続けなければならない」という、力強い答案を提出した。
メキシコの月刊誌『グローバル化』はこのほど、「中国の大きな成果は、中国の政治体制の柔軟性とは切っても切り離せない。政治体制と経済体制が効果的に関連しているからだ」と伝えた。
英BBCはウェブサイトに記事を掲載し、「中国式政権は、中国特有の歴史・社会発展によるものであり、西側諸国がそれを真似ることはできない。反対に、西側の民主政治も中国にそのまま適用することはできない」と指摘した。
仏AFP通信がこのほど北京の有名大学を対象に実施した調査によると、大学生の多くが、「中国は民主政治の建設を強化する必要があるが、西側式の民主は中国に適していない。中国の政治体制改革は、徐々に推進される」と明確に表明した。
十八大報告の「閉鎖的で膠着した古い道を歩まず、『改旗易幟』(これまでの旗を取り替える)の邪な道を歩まない」という言葉を読み解けば、世界は中国の道の先行きをより深く理解できるだろう。
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