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海洋強国=海洋覇権なのか?

 

21世紀は海洋の世紀だ。海洋は国家の安全と長期的発展に関わり、世界の主要海洋国は海洋権益を核心的利益と見なし、新たな海洋経済政策と戦略調整を積極的に推し進めている。世界第2の経済大国である中国はすでに海洋に高度に依存する海外志向型経済に発展し、海洋の資源と空間への依存度を大幅に高めている。中国は300万平方キロメートル余りの海域と1万8000キロメートルの海岸線を擁す大国であり、海洋強国を建設して海洋権益を守ることは発展と民生のために必要であり、海洋権益維持・拡大の鍵でもある。

海洋の開発、利用、保護、管理、コントロールというわが国の正当な行為に対して四の五の言い、調和ある海洋の建設に向けたわが国の努力については知らないふりをし、さらには「強国脅威論」や「海洋覇権争い論」をでっち上げる者たちがいる。これはわが国の強大化を望まず、その発展プロセスを妨害し、停滞させることが目的だ。

第18回党大会報告は「中国は防御的な国防政策を遂行している。中国が国防建設を強化するのは国家の主権、安全、領土の完全性を守り、国家の平和的発展を保障することが目的であり、中国軍は常に世界平和を守る揺るぎないパワーだ」と厳かに宣言した。中国は海洋強国建設戦略において、常に調和ある海洋の建設という理念を堅持するということを強調しておく必要がある。

中国についてあれこれ取り沙汰することを常に好む者たちに忠告申し上げる。中国の海洋強国建設戦略に対して過度に敏感に反応し、大騒ぎしてはならない。杞憂にそんなにびくびくしてはならない。

大多数の国々と人民は中国の経済発展に良い期待を抱き、中国が国際問題に積極的に参与して、より大きな役割を発揮することを切に期待している。平和を愛する人たちは、中国の海洋強国建設が脅威ではなくチャンスであり、世界平和の維持と共同発展の促進への歴史的責任を担うものであることを必ずや目にするだろう。(編集NA)

「人民網日本語版」2012年11月13日

 

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