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第18回党大会に関する思索

 

主要な理論的位置づけとして、中国共産党は社会主義初級段階と中国の特色ある社会主義の理論を打ち出した。社会主義初級段階は旧ソ連モデルが打ち出した「社会主義への過渡期」や「社会主義基礎の創造」といった観点とは異なっている。中国の特色ある社会主義の述べるところが正しいのは間違いないが、すべてが中国の特殊性で決まったわけではなく、また他国にも多くの特殊性が存在する。これまで社会主義と呼ばれたもののすべてが実現可能な社会主義原則であったわけではない。「高度に発達した資本主義の生産力が社会主義の道を歩むための必要条件になるわけではない」ということを私たちは経験で知っている。中国の特色ある社会主義に対する誤解は、1989~1991年のソ連・欧州社会主義国家の激変に対する誤解と通じるものがある。あの激変によって、特に直接影響を被った国の多くの共産党員と社会主義者は今も困惑している。彼らには新しい方向性が必要だ。あの時の激変で関連国が出した結論は、ややもすれば「社会主義は成功するはずがない」というものだった。しかし中国の経験は、この観点が成立しないことを証明している。今、重要になっているのは物事の処理方法と社会主義発展戦略施策の策定方法だ。時代に適応した、新しい社会制度とマルクス主義的思考方法、行動方式の創造に関する視野を持つことが鍵となる。中国共産党「十七大」報告では、「中国の特色ある社会主義の道を堅持することは真の意味で社会主義を堅持することである」との指摘がなされた。この論断には多くの深い真理が含まれている。昨今の資本主義の現状は、資本主義がその生産関係条件下、大資産階級の政治権利構造において社会発展プロセスをコントロールできず、世界経済の難題を解決できないことをこれ以上ないほどはっきりと証明している。

第18回党大会の成功を心より祈る。それは中国国民と中国共産党の利益に合致し、多くの国の共産党員と社会主義者の利益に合致し、平和で安定した社会で生活したいと強く望むすべての人の利益に合致している。

 筆者プロフィール

ロルフ•ベルトールドは元ドイツ民主共和国駐中国大使(1982年~1990年)。

「北京週報日本語版」2012年11月1日

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