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日本人残留孤児の中国養父母を慰問し続け20年

  

心から感謝を込め日本・中国の歌を歌う

劉団長とともに毎回中国を訪れ、中国語と日本語で歌を披露している陽二蓮さんは、「行く度に感動の連続です。」と話す。

養父母慰問20周年の訪中を前に抱負を語る劉錦程団長(右)と陽二蓮さん(左) (東京北区の東京中国歌舞団事務所で筆者撮影)

「逃避行の中で、このまま子供を連れて行けば、子供は歩けなくなったり病気になって死んでしまうかもしれないという時、母親は何とかして生き残る最後の望みをかけて、中国人に預けたり、残して行ったのだと思う。その時の胸が裂けるような母親の気持ちを考えた時、戦争は2度とあってはならない。そのような子供たちを預かったり、助けたりして育ててくれた養父母の気持ちは、本当に心が大きく豊かな人間性があるのだと思う。」

上海出身の陽二蓮さんは、周囲に残留日本人孤児や養父母との接点はないが、慰問コンサートでは、「かあさんの歌」「里の秋」「北国の春」などを歌う。

「私には歌を歌って元気づけることしかできませんが、養父母にはいつも心から感謝を込めて歌っています。時には伴奏がない“アカペラ”で歌うこともありますが、養父母さんたちは真剣に聴いてくれます。自分が育てた日本人や、これまで自分が生きてきたことなどを振り返りながら、じっと聴いています。このような時、大勢の観客の前で歌うよりも、いっそう感情を込めて歌うようになります。この活動は劉団長が続ける限り、私もお手伝いしますが、若い人たちにもこのような活動に理解してもらいたいと思います。」

陽二蓮さんは1997年から埼玉県所沢市内で、「陽二蓮歌の世界」のコンサートを毎年開催し、同市にある「中国帰国者定着促進センター」の帰国者を招待している。同センターは、中国から帰国した日本人孤児などが日本語や生活習慣を身につけるための国の施設。今年は15回目のコンサートとなる。日本、中国双方の国で陽二蓮さんは、日本人孤児や中国の養父母に歌を懸け橋にして心の支援を続けている。

今年20周年となる中国養父母慰問コンサートの訪中団は9月7日、成田空港から出発する。北京、ハルビン、方正県、大連と7日間の旅になる。養父母たちは1年に一回の再会だが、日本人がいつまでも自分たちのことを忘れないでいてくれることに感謝している。今回はどのような出会いと感動が待っているのだろうか。

「北京週報日本語版」2012年9月5日

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