中国語という架け橋
タチアナさんは言う。
「様々な肌の色の私たちがここに集まり、努力し、何かを得て、そして友情を築き、多くの友人と知り合うことができたのは、中国語の不思議な力のおかげ。『漢語橋』は私の夢を叶えてくれる『家』です」。
タチアナさんに限らず、多くの出場者たちが中国語を通じて交流を深めた。日本からの出場者も「漢語橋」で多くの友人を得たようだ。大会終了後、何人かの日本人出場者にインタビューしてみると、「『漢語橋』に参加したことで、スリランカやオーストラリアなど、日本ではあまり知り合えない国の人と友だちになれた」という感想が聞かれた。
「漢語橋」に参加した各国の大学生たちがステージ上に会し、中国語で語り、笑い合う。決勝終了後に紙ふぶきと歓喜と涙の中で抱き合う彼らの姿を見ていると、そこには確かに、中国語という架け橋――『漢語橋』が架かっているように思えた。
(写真はすべて筆者写す)
「北京週報日本語版」2012年8月6日
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